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BUYMAリサーチの羅針盤

―― 利益を出すための考え方と基本手順 ――


はじめに


BUYMAで利益を出せるかどうかは、リサーチの質でほぼ決まります。 どれだけ努力しても、リサーチが甘ければ利益は残りません。逆に言えば、正しいリサーチを継続できれば、BUYMAで安定して利益を出すことは十分可能です。

BUYMA活動に必要なリサーチは、大きく次の2つに分けられます。

  1. 日本市場(BUYMA)における需要と供給のリサーチ

  2. 商品価格の相場リサーチ(販売価格・仕入価格)

本記事では、この2点について全体像を整理します。 具体的な手順やツールについては、別記事で詳しく解説します。



1.日本市場(BUYMA)における需要と供給のリサーチ


【1】需要のリサーチ(何が、どれだけ売れているか)


需要のリサーチは、BUYMAリサーチの中でも最もシンプルです。 なぜなら、BUYMAを見れば「売れている商品」は目に見える形で確認できるからです。

具体的には、次のような流れで確認します。

  • 人気アイテムランキングや問い合わせ履歴をチェックする

  • 各パーソナルショッパーやショップの注文実績を確認する

  • BUYMA全体で、一定期間に何件売れているかを把握する

Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどを参考にする方法もありますが、 ブランド品が最も活発に売買されているのはBUYMAです。 BUYMAで利益を出したいなら、まずBUYMA内のデータに集中するのが近道です。



【2】供給のリサーチ(誰が、どれだけ売っているか)


需要があっても、供給が多すぎれば商品は売れません。 供給過多になると価格競争が起き、最終的に赤字になるケースも珍しくありません。

そのため、次の点を事前に確認する必要があります。

  • 同じ商品を扱っている販売者は何人いるか

  • 自分より有利な条件(価格・評価・発送条件)で売っている人はいるか

  • 各販売者がどの程度の在庫を持っていそうか

  • 海外の仕入先ショップに、どのくらい在庫が残っているか


これらを把握したうえで、

  • 需要(一定期間に売れる数量)

  • 供給(市場に出回っている数量)

を照らし合わせ、 「供給が需要を上回っていないか」を判断することが重要です。


特に在庫販売を行う場合は、

  • 不良在庫を抱えないため

  • 在庫回転率を高め、キャッシュフローを維持するため

この供給リサーチが欠かせません。



【3】継続的リサーチのすすめ


BUYMAで必要なリサーチは、実はとてもシンプルです。

  1. その商品がBUYMA全体でどれくらい売れているか

  2. その商品を扱っている販売者の数と在庫状況

  3. BUYMA市場での在庫量・価格・その変動

  4. 仕入市場(欧米)での在庫量・価格・その変動

基本は、これだけです。


にもかかわらず、ここができていない人が非常に多いのが現実です。 よくある失敗例を挙げます。

  • 問い合わせが多いだけで「人気商品」と思い込んでしまう

  • 一部の販売者しか見ず、BUYMA全体の需給を把握できていない

  • 一度調べただけで終わり、変化を追っていない

需給バランスは常に変化しています。 一回のリサーチで分かるのは、その瞬間の状況だけです。


リサーチは「継続して観察する」ことで、初めて意味を持ちます。

地道な作業が苦手な人には、正直向いていないかもしれません。 しかし逆に言えば、正確なリサーチを淡々と積み重ねられる人は、BUYMAで確実に利益を出せます。




2.商品価格相場のリサーチ


【1】BUYMAにおける販売価格相場


商品を売るためには、他の出品者に対して何らかの優位性を持つ必要があります。

  • 対応が早い

  • 発送が早い

  • 評価や取引実績が良い

こうした要素も重要ですが、最も分かりやすく、影響が大きいのが販売価格です。


そのため、

  • BUYMAで実際に「売れている価格帯」を把握する

  • 十分な利益を確保できる価格で販売できるかを確認する

ことが不可欠となります。


販売価格の相場は常に変動しています。

  • 仕入価格が安い時に仕入れ

  • 販売価格相場が高い時に売る

これができれば、利益を最大化できます。 また、仕入価格が多少高くても、販売価格相場が高ければ、一定の利益を確保できるケースもあります。


このように、販売価格相場を把握することは、利益設計の出発点となります。



【2】仕入先における仕入価格相場


利益を出すためには、売れ筋の商品をできるだけ安く仕入れることが基本です。 そのためには、仕入価格が下がるタイミングを理解しておく必要があります。


仕入価格が下がりやすいのは、主に次のような場合です。

  • シーズンの変わり目

  • 長期間売れ残り、在庫処分を急いでいるとき

  • 不景気などで販売が鈍っているとき


また、仕入価格はブランドポリシーの影響も強く受けます。 通常、販売店はブランド側の方針により、販売価格を大きく下げることが制限されています。

しかし、

  • 市場環境が悪化した場合

  • 在庫を現金化する必要が生じた場合

には、この制約が一時的に緩和され、仕入価格が大きく下がることがあります。


このような局面を見逃さず、 より有利な仕入価格で仕入れることが、安定した利益に直結します。



【3】継続的リサーチのすすめ


商品価格相場のリサーチで最も重要なのは、 「一度調べて終わり」にしないことです。

価格相場は、

  • 在庫状況

  • 為替

  • シーズン

  • ブランドの方針

  • 市場全体の景気

など、さまざまな要因によって日々変動します。

一回のリサーチで分かるのは、その時点の価格にすぎません。 過去と現在、そして変化の流れを見なければ、正しい判断はできません。


よくある失敗例として、次のようなケースがあります。

  • 過去に安く仕入れられた経験だけを基準にしてしまう

  • 一時的な高値を相場だと誤認する

  • 仕入価格が下がり始めている兆候を見逃す

その結果、

  • 利益が出ない価格で仕入れてしまう

  • 価格競争に巻き込まれ、値下げを余儀なくされる

といった事態が起こります。


価格相場のリサーチは「点」ではなく「線」で見ることが重要です。

  • 販売価格は上がっているのか、下がっているのか

  • 仕入価格は底値なのか、まだ下がる余地があるのか

これらを継続的に観察することで、 「今は仕入れるべきか」「待つべきか」という判断が可能になります。

地道ではありますが、 価格相場を継続して追い続ける人ほど、BUYMAでは安定して利益を出せます。


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