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【保存版】不良品を返品するときに必要な「納税証明書」とは?取得方法を徹底解説



はじめに


海外通販やBUYMAなどで商品を輸入した際、残念ながら不良品にあたってしまうことがあります。返品そのものはショップが受け入れてくれる場合が多いですが、問題は「日本で支払った関税・消費税」。

実は、ショップによっては 「納税証明書(Duty Payment Certificate)」を英文で提示すれば、その分を補償してくれるケース があります。この記事では、税関に「証明書交付申請書(C-8020)」を提出し、納税証明書を取得する具体的な手順をまとめました。


1. 納税証明書とは?


納税証明書(関税納税証明書) とは、輸入時に支払った関税・消費税の金額を公式に証明する税関発行の書類です。

  • 発行主体:輸入時に申告した税関

  • 記載内容:

    • 輸入許可番号

    • 輸入者名

    • 課税価格

    • 納付済みの関税額・消費税額

    • 発行日と税関長の押印

👉 海外ショップへの交渉材料や、還付申告の補助資料として利用可能です。


2. 納税証明書を取得する手続き


ステップ1:輸入情報を確認


  • 「輸入許可通知書」(輸入時に交付された書類)を手元に準備

  • 記載されている 輸入許可番号・輸入日・輸入税関 を控える


ステップ2:「証明書交付申請書(C-8020)」を入手


  • 税関の公式サイトまたは窓口で入手可能

  • フォーマット名:証明書交付申請書(様式C-8020)


ステップ3:申請書の記入


申請書には以下を記入します。

  • 申請者(輸入者)の氏名・住所・連絡先

  • 使用目的(例:「海外ショップへの返品補償請求のため」)

  • 輸入許可番号・輸入日

  • 必要な証明内容(関税・消費税の納付証明)


ステップ4:税関に提出


  • 所轄の税関(輸入時に通関した税関)へ提出

  • 提出方法:窓口持参 または 郵送

  • 添付:輸入許可通知書のコピー、本人確認書類など


ステップ5:交付


  • 税関による確認後、納税証明書が交付 されます

  • 手数料:通常は無料

  • 所要日数:即日~数日(郵送の場合は1週間程度)

  • 希望すれば 英文併記 にしてもらえる場合もあります

  • 申請者が自分で英文の原案を作れば、それを基に納税証明書を作成してもらえます。


3. 図解:納税証明書取得の流れ


輸入許可通知書を準備
        ↓
証明書交付申請書(C-8020)を記入
        ↓
所轄税関に提出(窓口 or 郵送)
        ↓
税関が審査・確認
        ↓
納税証明書の交付(英文対応も可)

4. 取得した納税証明書の活用方法


  • 海外ショップに提出 → 関税・消費税相当額の返金交渉

  • 関税還付申告の添付資料

  • 会計処理における証憑資料

👉 不良品の返品に伴う補償請求で強力な証拠となるため、必ず入手しておきましょう。

✅ まとめ

  • 納税証明書 は、輸入時に支払った関税・消費税を証明する公的書類

  • 取得には 証明書交付申請書(C-8020) を所轄税関に提出する

  • 無料で取得でき、英文での発行も可能

  • 海外ショップへの返金請求や税関還付手続きに有効

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