リアルタイム口座で通関をスピード化!立替手数料も節約できる輸入ビジネス必須口座
- JUNJUN うきうき
- 9月27日
- 読了時間: 3分
輸入ビジネスを始めると、最初に直面するのが 「運送会社の立替手数料」 の高さです。関税や消費税をDHLやFedExなどが立替えてくれるのは便利ですが、そのたびに数%〜数千円単位の手数料を支払う必要があります。
そこで役立つのが 「リアルタイム口座」。自分で直接納税することで立替手数料を節約できるだけでなく、税関システム(NACCS)と直結しているため、納税処理がスムーズに進みます。コスト削減と通関の安定化を同時に実現できる、輸入ビジネス必須の仕組みです。
リアルタイム口座とは
リアルタイム口座とは、税関システム(NACCS)と直結した専用口座です。通常の銀行口座とは違い、輸入時の 関税や消費税を即時に納付できる仕組みになっています。
納付するとその情報が即座に税関へ反映され、貨物がスムーズにリリースされます。
特徴
即時反映:納付後、数分で税関に反映
自動連携:銀行とNACCSが直結し、確認作業が不要
指定銀行のみ:三菱UFJ、みずほ、三井住友、その他多数の銀行で開設可能
事業者向け:法人や個人事業主が対象。一般消費者は利用不可
有用性(リアルタイム口座を利用するメリット)
高額な立替手数料を節約できるDHLやFedExに立替払いを頼むと、数%〜数千円単位の手数料が発生。リアルタイム口座を利用すれば、こうした余計なコストを削減できます。
通関のスムーズ化税関システムと直結しているため、納付情報がリアルタイムで反映。貨物が止まるリスクを抑えられます。
資金管理の透明性向上運送会社任せではなく自社で直接納税できるため、資金の流れを正確に把握できます。
ビジネス規模が大きくなるほど有利貨物量が増えるほど立替手数料の累積も大きくなります。リアルタイム口座は中級者・上級者ほどコストメリットを実感できます。
利用できる金融機関
リアルタイム口座を扱うのは、国が指定した銀行に限られます。代表例:
三菱UFJ銀行
みずほ銀行
三井住友銀行
りそな銀行
他の口座との違い
普通口座:入出金管理が中心。税関システムとは連動しない。
リアルタイム口座:納税専用。税関システムNACCSと直結しており、貨物の流れが止まりにくい。
手続方法
指定銀行でリアルタイム口座を開設(法人・個人事業主が対象)
NACCSに利用申請し、ユーザーIDを取得
銀行口座とNACCSを連携 → 納税が即時可能に
注意点
一般消費者は利用できない
日常の入出金には使えず、ほぼ「納税専用」
銀行によって維持条件や手数料が異なる
リアルタイム口座を作ったからといって、自動的にすべての貨物で利用されるわけではありません。利用したい場合は、輸入申告を依頼する前に、運送会社(DHL・FedExなど)の通関部門、または通関業者に「立替ではなくリアルタイム口座で納税します」と指示してください。
まとめ
リアルタイム口座は、**「立替手数料を払わずに済む」+「通関をスムーズに進められる」**という二大メリットを持つ納税専用口座です。初心者にとってはコスト削減、中級者以上にとっては通関の安定化にも直結する、輸入ビジネス必須の仕組みといえるでしょう。




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