🚢 【基礎編】BUYMA販売者が知るべき輸入の必須知識|完全ガイド】 1
- JUNJUN うきうき
- 9月24日
- 読了時間: 4分
更新日:9月26日
はじめに
この記事では、BUYMA販売者が知るべき輸入の必須知識を簡潔に案内します。 軽く本記事全体に目を通していただき、その後、リンクボタン「さらに詳しく知りたい」から、深堀りしていただくことをお勧めします。
1. 関税・消費税
BUYMAで販売して利益が得られるかどうかを見定めるには、関税の知識が不可欠です。
ここでは、簡単に説明するにとどめ、詳細は別記事に譲ります。
関税ブランド品(バッグ・財布・靴・衣類など)は、日本に入るときに課税されます。
革製バッグ:約 8%
革製財布:約 10%
衣類(繊維):約 8〜13%→ 税率は品目ごとに「HSコード」で決まります。
消費税輸入品にも国内と同様に 10% がかかります。課税対象は「商品価格 + 送料 + 保険料 + 関税額」です。
👈関税についての詳細はコチラを参照
2. 輸送方法と通関書類
国際配送の種類
DHL, FedEx, UPS(速いが送料高め、通関処理がスムーズ)
EMS/国際郵便(安いが遅め、検査が厳しいことも)
👈各配送方法についての詳細はコチラを参照
通関書類
インボイス(仕入先が発行。商品名・数量・単価を記載)
AWB(航空運送状)
→ これらを基に税関で課税額が決まります。
👈インボイスとは?輸入ビジネス必須の書類とサンプル解説
👈輸入申告とアンダーバリュー|虚偽インボイスのリスクと対策
3. インボイス価格の申告
輸入申告する際には、正確な金額を申告しなければなりません。
インボイスに記載する金額が課税の基準。
適正価格で申告することが法律上の義務。
虚偽申告(過少申告)は 関税法違反 → 追徴課税・罰則 のリスク。
👈インボイス価格の申告についての詳細はコチラを参照
4. 税関の役割
税関が輸入品と添付書類をチェックし、関税額や消費税額を決定します。
偽物・模倣品の取締り(ブランド品は特に厳しい)
関税法に基づく審査・課税
規制品(医薬品、食品、動物由来素材など)の輸入制限チェック
5. EPA(経済連携協定)
EPA協定国から、協定国原産の品を輸入する場合は、関税率が優遇されます。
EU、日本、イギリス等との間で関税率が大幅に軽減される 場合がある。
関税がかからないこともある。
条件:
原産地証明書(Form EUR.1 など)を添付
商品が「協定対象の原産地品」であること
→ 知っておくとコスト削減につながる。
👈EPAについての詳細はコチラを参照
6. 還付制度
輸入した商品を「再輸出(返品)」する場合、輸入時に払った 関税・消費税の還付 を受けられる可能性があります。
ただし、手続きは煩雑なので初心者は後から学ぶでOK。
👈還付制度についての詳細はコチラを参照
7. 保管義務のある書類
輸入者には、関税法や消費税法に基づいて 一定期間(原則7年間)書類を保管する義務 があります。代表的なものは以下のとおりです:
インボイス(仕入書)
パッキングリスト
AWB(航空運送状)/B/L(船荷証券)
輸入許可通知書(輸入許可証)
関税・消費税の納税申告書や領収書
EPA原産地証明(Statement on Origin) を使用した場合はその証憑
👉 税務調査や税関の事後調査で提示を求められる可能性があるため、必ず整理・保存しておきましょう。
👉 もっとも、実際には、インボイスと輸入許可通知書を保存していれば事足りるケースがほとんどです。
8. ファッション関連の輸入規制と手続き
次のような品目を海外から仕入れて販売する場合は、注意が必要です。
実は、一部の品目には国際条約や国内法による規制があり、知らずに輸入すると没収や罰則のリスクもあります。
そこで、ファッションビジネスに直結する代表的な輸入規制と、それをクリアするための手続を押さえておく必要があります。
注意が必要な品目 : クロコダイル、パイソン、オーストリッチ、香水・化粧品、毛皮・ウール・カシミヤなど
👈輸入規制についての詳細はコチラを参照
8. その他の必須ポイント
商標権リスク並行輸入は原則合法だが、商標権者が「真正品でない」と主張すれば差止めになるケースあり。
数量と金額個人輸入とみなされるときは免税枠もあるが、BUYMAは事業性があるため基本的に商用輸入扱い。
返品・不良品リスク海外仕入れは返品が難しい。保険(関税還付やDHLの保険)をどう使うか考えておくと安心。
✅ まとめ
BUYMAで販売するなら、最低限覚えておくべきは:
関税と消費税の仕組み
配送業者と通関の流れ
インボイス申告のルール
偽物・規制品はNG
EPAや還付制度でコスト削減の可能性
還付制度
保管義務のある書類
ファッション関連の輸入規制と手続き




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