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🚢 【基礎編】BUYMA販売者が知るべき輸入の必須知識|完全ガイド】 1

更新日:9月26日


はじめに


この記事では、BUYMA販売者が知るべき輸入の必須知識を簡潔に案内します。 軽く本記事全体に目を通していただき、その後、リンクボタン「さらに詳しく知りたい」から、深堀りしていただくことをお勧めします。



1. 関税・消費税


BUYMAで販売して利益が得られるかどうかを見定めるには、関税の知識が不可欠です。

ここでは、簡単に説明するにとどめ、詳細は別記事に譲ります。


  • 関税ブランド品(バッグ・財布・靴・衣類など)は、日本に入るときに課税されます。

    • 革製バッグ:約 8%

    • 革製財布:約 10%

    • 衣類(繊維):約 8〜13%→ 税率は品目ごとに「HSコード」で決まります。

  • 消費税輸入品にも国内と同様に 10% がかかります。課税対象は「商品価格 + 送料 + 保険料 + 関税額」です。


👈関税についての詳細はコチラを参照




2. 輸送方法と通関書類


  • 国際配送の種類

    • DHL, FedEx, UPS(速いが送料高め、通関処理がスムーズ)

    • EMS/国際郵便(安いが遅め、検査が厳しいことも)


👈各配送方法についての詳細はコチラを参照



  • 通関書類

    • インボイス(仕入先が発行。商品名・数量・単価を記載)

    • AWB(航空運送状)

      → これらを基に税関で課税額が決まります。

👈インボイスとは?輸入ビジネス必須の書類とサンプル解説


👈輸入申告とアンダーバリュー|虚偽インボイスのリスクと対策




3. インボイス価格の申告


輸入申告する際には、正確な金額を申告しなければなりません。


  • インボイスに記載する金額が課税の基準。

  • 適正価格で申告することが法律上の義務。

  • 虚偽申告(過少申告)は 関税法違反 → 追徴課税・罰則 のリスク。


👈インボイス価格の申告についての詳細はコチラを参照



4. 税関の役割


税関が輸入品と添付書類をチェックし、関税額や消費税額を決定します。


  • 偽物・模倣品の取締り(ブランド品は特に厳しい)

  • 関税法に基づく審査・課税

  • 規制品(医薬品、食品、動物由来素材など)の輸入制限チェック


5. EPA(経済連携協定)


EPA協定国から、協定国原産の品を輸入する場合は、関税率が優遇されます。


  • EU、日本、イギリス等との間で関税率が大幅に軽減される 場合がある。

    関税がかからないこともある。 


  • 条件:

    • 原産地証明書(Form EUR.1 など)を添付

    • 商品が「協定対象の原産地品」であること


→ 知っておくとコスト削減につながる。


👈EPAについての詳細はコチラを参照



6. 還付制度


  • 輸入した商品を「再輸出(返品)」する場合、輸入時に払った 関税・消費税の還付 を受けられる可能性があります。

  • ただし、手続きは煩雑なので初心者は後から学ぶでOK。


👈還付制度についての詳細はコチラを参照



7. 保管義務のある書類


輸入者には、関税法や消費税法に基づいて 一定期間(原則7年間)書類を保管する義務 があります。代表的なものは以下のとおりです:


  • インボイス(仕入書)

  • パッキングリスト

  • AWB(航空運送状)/B/L(船荷証券)

  • 輸入許可通知書(輸入許可証)

  • 関税・消費税の納税申告書や領収書

  • EPA原産地証明(Statement on Origin) を使用した場合はその証憑


👉 税務調査や税関の事後調査で提示を求められる可能性があるため、必ず整理・保存しておきましょう。

👉 もっとも、実際には、インボイスと輸入許可通知書を保存していれば事足りるケースがほとんどです。


8. ファッション関連の輸入規制と手続き


次のような品目を海外から仕入れて販売する場合は、注意が必要です。

実は、一部の品目には国際条約や国内法による規制があり、知らずに輸入すると没収や罰則のリスクもあります。

そこで、ファッションビジネスに直結する代表的な輸入規制と、それをクリアするための手続を押さえておく必要があります。


注意が必要な品目 : クロコダイル、パイソン、オーストリッチ、香水・化粧品、毛皮・ウール・カシミヤなど


👈輸入規制についての詳細はコチラを参照




8. その他の必須ポイント


  • 商標権リスク並行輸入は原則合法だが、商標権者が「真正品でない」と主張すれば差止めになるケースあり。

  • 数量と金額個人輸入とみなされるときは免税枠もあるが、BUYMAは事業性があるため基本的に商用輸入扱い。

  • 返品・不良品リスク海外仕入れは返品が難しい。保険(関税還付やDHLの保険)をどう使うか考えておくと安心。



✅ まとめ


BUYMAで販売するなら、最低限覚えておくべきは:


  1. 関税と消費税の仕組み

  2. 配送業者と通関の流れ

  3. インボイス申告のルール

  4. 偽物・規制品はNG

  5. EPAや還付制度でコスト削減の可能性

  6. 還付制度

  7. 保管義務のある書類

  8. ファッション関連の輸入規制と手続き

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